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Archi-Neering Design AWARD 2024(第5回AND賞)

選考委員

福島加津也(委員長)(東京都市大学教授/建築家)、陶器浩一(滋賀県立大学教授/構造家)、磯 達雄(建築ジャーナリスト)、堀越英嗣(芝浦工業大学名誉教授/建築家)

募集要項PDF
応募作品の対象
2019年1月1日より2024年9月末日までに完成した国内作品、あるいは国内在住の設計者等による海外作品とする。
応募資格
・個人(複数名も可)による応募とし、重賞も可とする。複数名で応募の場合は、それぞれの応募者が応募業績にどう関与したかを応募シートに明記する。
・一次選考を通過した場合、最終選考会(2025年2月8日(土))に参加し、プレゼンテーションを行う。
提出物
①応募シート(A4 1枚) 応募シート
 ※応募作品の完成年月を明記してください。
②プレゼンテーションシート(A3 1枚) ※形式自由
①のエクセルデータおよび②のPDFデータ(20MB以内)を提出先までE-mailにて送付してください。
※②のPDFデータが20MBを超える場合はオンラインストレージサービスで送付してください。
※データ受領後、数日以内に「受領確認メール」を事務局より送付致します。本メールを必ず確認してください。
受領確認メールが届かない場合は事務局までご連絡をお願いします。
提出先: a-forum@a-forum.info  担当:麓 絵理子(AND賞事務局)
応募期間
2024年10月10日(木)~2024年12月10日(火)23:00まで
詳細はこちら
前年度受賞作品選考評(個別)

第54回AFフォーラム「免震・制振の良さは分かってきた!それでもまだ靱性設計?」

日時:2024年11月27日(水)18:00~
コーディネータ:和田 章
パネリスト:神田順(東京大学名誉教授)、竹内徹(東京科学大教授・建築学会長)、城戸隆宏(日本郵政建築株式会社)
お申込み(リンク先にて会場参加orZoom参加を選択してください。):https://ws.formzu.net/fgen/S72982294/

Youtube:https://youtu.be/DIz1JaIknEo

地震が起こると基礎固定の骨組は弾性的な揺れから塑性変形をともなう揺れを受けます。関東大震災のあとに起きた柔剛論争は有名ですが、京都大学教授の棚橋諒先生は「建築物は強度があっても脆ければダメ、柔な骨組みを作って柳のように変形させれば良い訳でもない、適度な剛性とある程度の強度と靱性が必要である」とエネルギー吸収の重要性を訴えました。昭和の一桁ですが、現在の耐震設計法のルーツです。
このような進んだ研究があったにもかかわらず、日本の耐震設計法は「静的地震力と許容応力度計算」によっていました。ただし、武藤清先生は塑性変形能力を無視していたわけではなく、戦後に、C0=0.2以上の震度で、鋼材や鉄筋の降伏応力度を短期許容応力度に決めた時、鋼材には十分な塑性変形能力があるので、もっと大きな地震が来ても、骨組は塑性変形を起こすがすぐには壊れないはずだと書かれています。
1981年に使われ始めた新耐震設計法はこの考えの延長線上にありますが、二次設計のC0=1.0に乗じるDsを小さく設計することが、合法的に構造物を弱く安価に作れるので、発注者にとって経済性が高いと思われています。43年が過ぎていますから、これらの建築も大地震を受けています。Dsが0.25、0.3のように保有水平耐力の小さな靱性構造の建築は最悪です。ひび割れや塑性変形を起こし、取り壊されることも起きています。初期の工事費は節約できたかもしれませんが、存在していた建物は無くなり、解体には公費が使われています。これでは「耐震設計しました」とは言えません。
21世紀は1/4まで来ました。骨組の靱性に頼った設計はそろそろやめて、設計の初めの段階から、免震構造または制振構造に取り組んでいただきたいと思います。免震構造は、二次設計レベルの地震動を受けたとき、上部構造の最下層に生じる層剪断力係数は0.15以下であり、基礎固定の建物の一次設計のC0=0.2以上より小さくなります。簡単に想像できますが、大地震時の上部構造に弾性設計が使えるので明快です。制振構造には色々な種類がありますが、骨組にオイルダンパーや座屈拘束筋違を組み込み、地震時のエネルギ吸収をこれらに任せ、柱や梁に大きな塑性変形を与えないことができます。
ここでは、免震構造・制振構造の良さが分かっているのに、いまだに大半の建築が骨組の靱性に期待した設計で進められていることについて、どこに問題があるのか、真剣に議論します。


第53回AFフォーラム「構造美について―合理性と倫理性の視点から―」

日時:2024年09月19日(木)18:00~
コーディネータ:神田順
パネリスト:八馬智(千葉工業大学)、名和研二(すわ製作所・なわけんジム)、中畠敦広(yAt構造設計事務所)
お申込み(リンク先にて会場参加orZoom参加を選択してください。):https://ws.formzu.net/fgen/S72982294/

Youtube:https://youtu.be/6z05XfZWlAA

かつて、「建築構造パースペクティブ」(1994年)を日本建築学会から刊行したときに、「構造は美しくあるべきか」という拙文を載せた。そこでは、今はない日本IBM本社ビルの鉄骨構造が立ち上がったときに、美しく思ったことから構造設計を志したというような趣旨を記した。そもそも構造は美しいのでそれをCGで表現したら構造の魅力が伝われるのではないか、というような趣旨である。そうは言っても、中には、構造が、これは美しくないというように思われるものもある。その場合、構造というよりは、もともとの計画の問題だったりする。美しい構造もあれば、美しくない構造もある。
ここでは構造設計者あるいは構造エンジニアから、構造を美しくしようと思うか、あるいは、構造を美しいと思うのはどんなときか、という問いかけへの対応を聞いてみたい。ひたすら合理的で無駄のない形を美しいといえるか。美しくすることが倫理性に外れることはないか。合理的であるべきとするころに倫理性を感じるか。
柱梁で骨組みを構成するときに、階高とスパンの比や、柱断面、梁成の適切な寸法をどう決めるか。全体のバランスが大切だとして、そこに形態としての美しさを組み込むために、構造合理性から少し離れるときの決断をどのようにするかは、設計者個人の技のように思われる。出来上がった形の美しいものは、多くの人が美しいと納得するように思う。もちろん、中にはそうでない場合もあることは承知しているが。
新幹線の、両端に跳ね出し梁の連梁の橋脚の設計にあたり、跳ね出しを柱間隔の2分の1にすると、全体が均等間隔となる。しかし、梁端部の曲げモーメントを考えると柱スパンの3分の1より小さくする方が合理的であったりもするときの、設計判断の問題である。また、日本で一般的な柱の断面は、ヨーロッパ、アメリカなどに比べて大きい。これは耐震性を持たせるための理由と考えられるが、そこで一般的な柱断面より、意図的に細くすると、美しく感じられると判断する場合などもあろう。これらはほんの一例である。
パネリストとして3名の構造エンジニアに具体的な構造を対象にして話題提供をお願いし、その後で自由討論の場としたいと考えております。大勢のご参加をお待ちします。


第38回AB研究会 技能労働力窮乏のなかで外国人労働者問題を考える

日時:2024年11月30日(土)14:00〜17:00
お申込み:https://ws.formzu.net/fgen/S42040957/
YouTube:https://youtu.be/Ov5UwQ7XO_0


司会 安藤正雄(千葉大学名誉教授)
「建築産業問題に国籍や国境はない!」 蟹澤 宏剛(芝浦工業大学 教授)
「外国人の技能者確保、育成 」 山本 博之(一般社団法人 建設技能人材機構(JAC)専務理事)
討論 コメンテーター: 神田順(東京大学名誉教授)

わかっていたはずである、こうなることは。日本の建築はもはや日本の技能者だけで建てることはできない。頼りにされてきたのは外国人労働者、しかし、彼らからみても、日本はすでに魅力的な出稼ぎ先ではない。
このまま何の手も打たなければ、この先、何が起こるかもわかっている。では、技能労働について、特に外国人労働者について、どのような手を打つべきなのか。また、建築の現場、ひいては設計はどう変わるべきなのか。
今回は二人の識者をお招きし、技能労働の現状とそれに至る過程、および予想される未来を確認する。同時に、外国人労働者に対する日本のまなざし、対応をトレースし、問題点を明らかにしていただく。そのうえで、これから日本に求められることは何かについて、お二人の考えをうかがう。
少子高齢化、高学歴社会における建設技能労働の持続可能性は先進国が共通にかかえる問題である。裏返せば、これまで途上国と位置付けられてきた国々が先進国とともに対処してきた問題でもある。お二人のプレゼンテーションと続く討論を通じて、広くグローバルな視界の中に、日本の課題が浮き彫りにされ、共有されることを期待したい。

「私にとっての構造デザイン」-「建築 × 構造のおもしろさを語る会」in沖縄

2024年9月12日(木)に(一社)建築構造技術者協会(JSCA) 沖縄地区会で開催されました。

https://youtu.be/4u2PC4RmN8M

第一部 講演会 「構想から建設へ-空間と構造の交差点」斎藤公男
第二部 座談会 「構造デザインの諸相をめぐって」斎藤公男・多田脩二・与那嶺仁志
会場︓那覇文化芸術劇場「なはーと小劇場」
主催︓(一社)建築構造技術者協会(JSCA) 沖縄地区会
共催︓(株)国建
後援︓(公社)沖縄県建築士会、(公社)日本建築家協会 沖縄支部、( 一社)沖縄県建築士事務所協会

A-Forum 2022-2023 まとめ冊子を作成しました。

A-Forumの2022~2023年の活動とメールマガジン冒頭エッセイをまとめた冊子を作成しました。ご高覧頂けますと幸いです。
ダウンロード→PDF

空間  構造  デザイン研究会(KD研)

AB(アーキテクト/ビルダー「建築の設計と生産」)研究会


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建築基本法制定準備会代表 神田順

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