研究会


第56回AFフォーラム+KD研1-15
「建築と技術(構造)―ANDの来し方、行方」

日時:2025年04月12日(土)14:00~
コーディネータ:斎藤公男
パネリスト:磯達雄(建築ジャーナリスト)、堀越英嗣(建築家)、宇野求(建築家)

お申込み(リンク先にて会場参加orZoom参加を選択してください。):https://ws.formzu.net/fgen/S72982294/

Youtube:https://youtu.be/2PPyAZ4HZh4

21世紀もすでに四分の一を過ぎようとしている今日、20世紀の建築に比べ、最も影響を与えているものの一つは言うまでもなくコンピューターの進化と発展であろう。もはや、情報化時代ではなく情報化社会であり、デジタル技術やアルゴリズムの浸透スピードと多様性はとどまる処を知らない感がある。一方、時には方向性を疑う事や、過剰なエネルギーの浪費を促す危惧もあろう。BIMやAIはあくまで人間の思考や技術的判断、効率化のための手段(ツール)の一つ。それ以上の存在ではない、といった声も聞こえてくる。ITの可能性と課題についての議論は様々な分野で広がっている。

アーキニアリング・デザイン(Archi‐Neering Design:AND)の基本的テーマは建築(芸術)と構造(技術)の融合という、相対的ベクトルの有様や成果である。その主役はながらく人間力―建築家とエンジニア(構造家)とされてきたが、そこにツールを超えたコンピューターのパワーが介入し、三つ巴の様相が展開されているのが今日の状況といえよう。見方を変えれば情報化社会がANDの新しい展開を促しているようにも感じられる。

プログラム
プレゼンテーション(各30分)
① 「60年代の建築再評価 ―ブルータリズムの未来とは(仮)」 磯達雄
② 「それからの山本学治 ―70年代からの論考をめぐって(仮)」堀越英嗣
③ 「それからの建築・構造デザイン ―建築文化・特集(1990、1992)をふり返りながら(仮)」宇野求
プレゼンテーションの後、Q&Aと意見交換を行う


第39回AB研「地域-地球型建築の設計手法:空と地をむすぶ建築」

日時:2025年05月31日(土)14:00~
コーディネータ:布野修司+安藤正雄+斉藤公男
司会 布野修司(滋賀県立大学名誉教授)
1「空と地をむすぶ建築」渡辺菊眞(建築家 高知工科大学教授)
2「空と地をむすぶ建築の構造」高橋俊也(高橋俊也構造建築研究所)
討論   

お申込み(リンク先にて会場参加orZoom参加を選択してください。):https://ws.formzu.net/dist/S42040957/

Youtube:https://youtu.be/eh0uot6JpMU

「地域―地球型」建築とは何か?
高知を拠点とし、限界集落の氏神「金峯神社」を再建。
アフリカではウガンダで「土嚢建築 エコ・シンボルハウス」を。
アジアではヨルダンで「南シューナ地区コミュニティセンター」を。
タイでは「天翔ける箱舟」を。
見るものに強烈な印象を与える建築を地球で作り続けてきた渡辺菊眞氏。
最新作「ゲンダイタテアナ」ととともに、一連の作品を貫く設計理論と手法を学位論文として発表している。
その理論と手法、可能性をめぐって、大いに議論したい。

ポスター資料