
斎藤公男(AND賞実行委員長)
第6回となるAND賞2025の最終選考会は2026年2月7日、昨年と同じ日本大学理工学部CSTホールで開催され、無事終了することができました。心より安堵すると共に、応募された皆さん、選考委員ならびに運営を支えて頂いた運営委員、実行委員の方々に感謝する次第です。日頃多忙を極める中でAND賞に応募されたプロジェクトからは時代を切り拓く様々な魅力的なテーマが感じられました。そして長時間の熱心な選考を重ねて頂いた福島加津也委員長をはじめ、堀越英嗣、陶器浩一、磯達雄の諸氏に敬意と謝意を表します。AND賞は現地審査はないものの、優秀賞、さらに最優秀賞を決定する最後の場面まで公開することを大きな特徴としています。建築学会賞やJSCA賞など他の表彰にはあまりみられない難しい選考方法とも言えます。今回の選考会でも各々の選考委員が抱くAND賞に対する評価軸が吐露されましたが、各自の個性をにじませながらも大局的にはぶれない価値観が共有されていると思いました。各委員と応募者との緊迫したやりとりや、委員同士の強いコメントの数々は実に興味深く、まさに「AND賞に学ぶ」の言葉が実感されました。 AND賞への応募数は第1回より第5回まで各々、55件、40件、27件、32件、25件。そして今回の第6回では43件でした。11作品を選ぶことにした一次選考(2025年12月20日)から議論は沸騰し、惜しくも入賞を逃したいくつかはとても気になります。別の機会に是非共もっと踏み込んだプレゼンを聞きたいものです。最終選考に進んだ11作品はいずれも独自のテーマをもっており、個性的な建築的魅力、デザインの美しさと共に強い技術的創意や協働性、普遍的な創造性が読みとれました。今回の最終選考会でも応募者のプレゼンテーションの見事さに引き込まれましたが、選考委員との濃密なディスカッションの場は緊迫した空気に包まれました。はたして自分なら、どう評価し何を選ぶべきか。自問自答しながらの時間は実に意義深く、もっとたくさんの方に参加して頂きたいものと思いました。
私にとって印象に残った応募案やその背景について考えたいくつかの所感を述べます。
まずひとつめは大阪・関西万博2025に関わる応募案。今回の万博では私も海外パビリオン(クウェート・パビリオン)に関係したこともあり、6つの応募作品に注目しました。「海洋プラスチックごみから生まれた建築「うみクル」」「地形を型に立ち上がる空間構造ー大阪万博休憩所4」「万博サウナ「太陽のつぼみ」」「森になる建築 〜半年の寿命から建築を考える〜」「2025大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」」「プロセスから未来へつなげるデザイン」 ―この中から4つが最終選考へと駒を進めています。いずれも構造デザインとしての意欲的なテーマを掲げており、スケール、素材、仮設性の視点からも興味深いものでした。最近「みんなの建築大賞2026」において選ばれた大賞の「null²」や推薦委員会ベスト1の「大屋根リング」とは異なった評価の存在がAND賞の特徴であると、あらためて感じられた次第です。
2つ目は「EDION PEACE WING HIROSHIMA」。注目されたプロポーザルコンペには私も参加し敗れたこともあり、施工中から竣工後も何度か現地を訪れています。計画・意匠・空間・構造にわたる高い融合性と共に都市・景観への注視が強く印象に残るプロジェクトであると心打たれました。こうした大空間建築はともすれば「作品」としての評価を重視する、たとえば建築学会賞などでは中々議論が高まりません。その意味でも包括的な視点を持つAND賞の意義を強く感じました。
3つ目は「新札幌アクティブリンク」。円環の形の力によって新しいまちの中心を形成しながら、四季を通じて人々の交流の場を生み出す。まさにヒト・コト・モノの結晶体のようだと感動しました。建築と土木の境界を外し、イメージとテクノロジーの融合や構想から建設に至るプロセスにおけるIT技術の巧みな活用など、新しい時代の風が感じられます。三角港キャノピー(2016)、出島表門橋(2017)、新大工町歩道橋(2023)、虎ノ門デッキ(2024)、上板橋駅南口デッキ・駅前広場(2029予定)といったプロジェクトの軌跡の延長上に「新札幌アクティブリンク」があることを考えると、これからの展望が楽しみです。急逝した渡邉竜一氏(Ney & Partners Japan 代表取締役)の志を引き継ぎながらの発展を祈るばかりです。
第6回AND賞の成果を喜び、感謝するとともに「AND」の理念がさらに深く強く広がっていくことを期待してやみません。
福島加津也(AND賞選考委員長)
工学と美学の融合を目指すアーキニアリングという思いは、現代社会の多様化の中で、環境や建設、改修やものづくりにまで拡がります。このため、AND賞の選考委員も多様になるでしょう。選考委員は、経験豊富な建築家として堀越委員に、構造設計にとどまらない幅広い活動をしている構造家の陶器委員、日本では貴重な建築批評家として磯委員に、若輩の建築家として福島、という4名で構成されています。
一次選考では、日本有数の大手建設会社や著名な建築家から学生まで、幅広い分野から43作品の応募を得ました。昨年度は25作品でしたので、今年度は大きく増えたことになります。その中から、AND賞の意義にふさわしい11作品が入賞として選ばれて、最終選考に進みました。
当日のプレゼンテーションは発表が4分、質疑応答が6分の計10分です。登壇者のみなさんの説明はスタジアムやまちづくり、セルフビルドなど先端的で幅広いテーマが印象に残ります。特に今回の特徴として、2025年に行われた大阪・関西万博関連の施設が4作品もあり、若い建築家たちのすがすがしい挑戦に注目が集まりました。
そうして、最優秀賞を決める選考が始まりました。各チームのプレゼンテーションを受けて1人4票で投票を行いましたが、満票の作品はなく、3票が4作品、2票が3作品、1票が1作品と、審査員の票が散らばりました。それぞれの作品の特徴や規模が大きく異なるという、AND賞の性格から想定内の流れです。次に、各作品に対して各選考委員から講評を行い、その結果最初の投票で3票を獲得した4作品、「EDION PEACE WING HIROSHIMA」、「御所町プロジェクト」、「丸太炉庵」、「新札幌アクティブリンク」の4作品が最優秀賞の選考に進みました。大手建設会社から学生まで、その所属もAND賞の趣旨によろしく幅広いことになりました
残った4作品には、1分で追加アピールをしていただきました。4チームともに的確なプレゼンテーションで、特に「丸太炉庵」の発表者の学生のセルフビルドであるが故の面白さと大変さが興味深かったです。AND賞の審査で最も大切な「審査委員と登壇者の対話」が、このような形で深まっていくことに喜びを感じた瞬間でした。この追加アピールも踏まえて審査委員が1人1票の投票を行い、堀越委員と磯委員が「新札幌アクティブリンク」、陶器委員が「EDION PEACE WING HIROSHIMA」、福島が「御所町プロジェクト」を選びました。この投票を踏まえて議論を重ねた結果、「新札幌アクティブリンク」を最優秀賞に、「EDION PEACE WING HIROSHIMA」、「御所町プロジェクト」、「丸太炉庵」を優秀賞とすることになりました。
今回は例年に比べると比較的スムースに選考が進んだように思います。例年が難しすぎるのですが(笑)。評価軸が多様なAND賞の最終審査は運営委員の尽力によって誰でも会場で聴講が可能であり、さらにYouTubeでライブに見ることができます。その強い公共性への意思は、時に選考委員に大きな緊張を強いることになります。しかし、この緊張こそが建築のエンジニアリングとデザインをつなぐ一助になっているのだとしたら、選考委員長としてうれしい限りです。また、陶器委員も言及されていましたが、今回の審査でも建築の個別性と普遍性が大きなテーマになっていました。近代のモダニズムが普遍性を志向し、その後のポストモダニズムは個別性を志向しました。そして、この普遍性と個別性の両立が、現代の建築にとって重要な課題となっているからでしょう。 次回の審査に向けて、さらなる応募をお待ちしています。
磯 達雄(AND賞選考委員)
大阪・関西万博2025が開催された。歴史を振り返ると、万博は建築に関する新しい技術の挑戦の場であり、水晶宮やエッフェル塔をはじめとして、その後の建築に多大な影響力をふるうプロジェクトも生み出してきた。今回の万博でも、そうした取り組みが無数に行われたと考えられる。しかし、万博の仮設建築は半年間という短い期間で解体されてしまうため、目に付かないままに消えていってしまうものも多い。建築の賞においても、現地審査を実施するものでは、そもそも対象から外されてしまうことになりがちである。AND賞は現地審査を伴わないので、賞を与えることができる。この時代の建築家やエンジニアがかかわった真摯なチャレンジについて、後世にきちんと伝えていくためにも、応募された万博関連プロジェクトについては、しっかりと評価していきたい。今回の選考にあたっては、そんなことをまず考えた。
応募があった43作品のうち、大阪・関西万博に関連したものは6件あった。その中から書類による一次選考により、4作品が最終選考に残った。
「万博サウナ『太陽のつぼみ』」はETFEを用いた空気膜で細長いテトラパック形のユニットを組み合わせたものである。膜材料を採用したパビリオンは会場で多く見られたが、棒状に立ててならべ、内部に空間を生み出す構造はユニークだ。1970年の大阪万博では、富士グループパビリオンが空気膜アーチを実現して世界から注目を浴びたが、それを継いで発展させようする試みと受け止めた。「地形を型に立ち上がる空間構造」は、地面の形を写し取って屋根を架けるという、設計から施工まで貫かれたプロセスが知的であり発明的であった。「森になる建築」は生分解性樹脂を3Dプリントすることによりつくり上げた建物。ほとんどのパビリオンがリユースやリサイクルで環境問題に対応しようとしたのに対し、これは土に還すという方策を採っている。万博建築のあり方に対するラディカルな提言だった。「プロセスから未来へつながるデザイン」はCLTをヒンジでつなぎ、地面に広げた状態から吊ることで折版構造ができあがるというもの。折り紙のような複雑な架構が一気に立ち上がるハングアップの瞬間にはぜひ立ち会ってみたいと思った。いずれも万博ならではの技術的挑戦で、特に後者2作品はこれから広まるかもしれない建築の方向を先んじて実践したプロジェクトだったが、他の選考委員の共感を得られず、最優秀を決める投票まで残すことはできなかった。
万博関連プロジェクト以外に目を移すと、特に高く評価したのは、「江坂ひととき」「丸太炉庵」「新札幌アクティブリンク」の3作である。「江坂ひととき」は広葉樹の活用という社会的課題が一列柱という構造形式を導き出す設計の過程が面白かった。「丸太炉庵」は大学院生のチームによるログハウスの自力建設だが、プレゼンテーションでは自分たちが考え体験したことを自分たちの言葉で語ってくれて、聴いているうちにどんどんひき込まれていった。「新札幌アクティブリンク」は道路上に楕円形平面の空中歩廊をかけて周囲の建物をつないだもの。一見、シンプルな構造物に見えるが、これを実現するために設計から施工に至るあらゆる場面で大胆かつ繊細な工夫が凝らされていることがわかり、これもまたプレゼンテーションが進むにつれて評価が高まった作品だった。出来上がった構造物の都市的な意義とデザインの洗練も加味して、これを最後の投票で最優秀作品として推した。
陶器 浩一(AND賞選考委員)
AND賞の審査も今年で6回目となります。今年は例年より多い43作品の応募があり、大スパンのスタジアム建築、都市的規模の作品から、まちづくりや地域活動、家具やモニュメント、住宅まで、多種多様な作品があり、今年ならではのものとして、大阪・関西万博の作品も多くみられました。特に小住宅の応募が多く、この賞が若手建築家にも注目されていることを嬉しく感じます。審査は一次選考から困難を極め、11作品が最終選考に進みました。何に重きを置いて評価するか毎年悩みますが、今年は「対話」と「さりげなさ」と考えました。あれこれ悩んだのですが、結果的に昨年一昨年とほぼ同じになっていて、これが私の想う“AND”のように思えてきました。募集要項の「AND賞の目指すもの」で、その第一に、「建築は織物だ」ということ。連綿と引き継がれる「技術」のタテ糸は強靭であり、感性や社会的欲求を映す「芸術」のヨコ糸により時代の模様が描かれている。その交点には常に両者の葛藤や協同の物語がある。と記されています。時代を超えた技術と社会や個人の欲望だけでなく、社会と建築、自然と建築、人と建築、それぞれが絡み合って、反復しながら、相互の「対話」によりお互いを高めてゆく、それこそがANDの理念であると考えます。また、技術者は往々に技術を誇示したくなりがちですが、高度な技術を駆使しながらも自己主張するのではなく「さりげなく」その場に新たな価値を創出する、これもANDが目指すものだろうと思います。
最終選考第一次投票では、どれも二次に選ばれてもおかしくない力作ばかりでしたが、以下の5作品に投票しました。「丸岡城観光情報センター「マチヨリ」」は、城を望む公園に建ち、天守を望む風景を遮らないように布のようにふわりとした薄い懸垂曲線の大屋根を持つ建築で、最大スパン27mの大きな空間を厚さ210㎜の極めて薄い屋根で覆っています。ただ屋根が浮いているだけの一見シンプルな構造にみえますが、丸鋼の剛性を考慮した非線形解析による形状決定、100φ丸鋼の現場溶接、たわみを調整するディテールなど、様々な工夫と高度な技術を駆使しつつも、それらを誇示することなく、風景に溶け込むような透明感のある建築を実現させています。「EDION PEACE WING HIROSHIMA」は、広島の新たなシンボルとなるサッカー専用スタジアムで、公園側は左右に大きな開口を持ち、スタジアム内部の熱狂が街ににじみ出るように工夫され、反対の住宅側は高さを抑えて内部を包み込むことで住宅環境に配慮しています。これらの方位によって異なる周辺環境に呼応するため、長辺スパン135mの張弦キール梁の大スパン架構をもつ一枚の大きな大屋根をふわっとかけ渡しています。このような規模のスタジアムは周囲に威圧感を与える巨大建築になりがちなのですが、まちにうまく溶け込んだ、動的で開放的な都市空間を実現しています。「新札幌アクティブリンク」は、新たな街区開発において設けられた歩道橋ですが、単に道路を横断するだけでなく、複数の建築を繋ぐように全体をぐるりと曲線でつないだ楕円状の道路上空通路です。道路上空施設は制限が非常に厳しく、原則的には道路直交方向に最短距離で結ぶことしか認められません。また、敷地内外で管轄が違う縦割りな行政と粘り強く折衝し、まちをひとつにつなぎまちのアイコンを作り上げたことに敬意を表します。その形態は、リング内側に構造体のないコの字断面を曲線桁の原理で成立させ、外側は応力に応じて開口幅が変化ずるフィーレンデールの鋼板構造とし、全溶接により施工するなど独創的なアイデアと高度な技術を「さりげなく」駆使した清々しさが光ります。既に字数がオーバーしているのでこれ以上詳しく書けませんでしたが、「御所町プロジェクト」「丸太炉庵」では、自らが地域にや自然の中に入り込み、それらと「対話」しながら場所を再生させる、そのプロセスにとても共感を覚え、感銘を受けました。
繰り返しになりますが、多面的にある評価軸の中から何に重きを置くのにより評価がかわり、どれが最優秀になってもおかしくないものでした。毎年悩まされますが、これこそがANDの概念が定着してきたことの証かと思われます。
堀越 英嗣(AND賞選考委員)
AND賞は今回で6回目となるが、現在建築界では多くの賞があり、それぞれの賞ごとに少しずつその性格が異なる。それは、建築という広い分野で「評価」することの難しさを物語っているように思う。評価は時代背景と密接に関係することでもある。革命としてのモダニズムが始まって100年以上経過した今、常に新しいものとことを求め続けてきた現代建築への評価を今一度考える踊り場にいると感じている。それは建築が人々の生活を支え豊かにしてきた過去の歴史がつくってきた古い街並みや建築遺産、そして職人たちの技術を軽視してきたのではないかという疑問でもある。モダニズムは歴史の蓄積が作り出した背景が存在するからこそ、それを継承し新しい時代精神や技術を生かした建築を生み出してきたという、意義ある革新であったと思う。
しかし近年急速に進んでいるAIによる社会の革命は建築において、圧倒的なスピードでの多様な変化を可能にしてきている。これまでの「新しい」ということや「差別化」ということが人々の平穏な暮らしや、活動にとって優先事項であるのか?という本質的な意味を問いかける必要があると感じている。すなわちこれまで以上に建築の本質的目的、「何のために、誰のために建築と技術があるのか」という問いかけである。最新のAI、コンピューター技術によるこれまで見たことがない、或いは実現できなかったことが、簡単に実現できるようになってきている。だからこそ、その新しい技術を使った可能性の行き先が気になるのである。選考委員の一人としてAND賞での選考にあたり「建築の本質的目的」を理解し、踏まえた意匠と技術の統合に選考の重点を置いている。
今回、大阪・関西万博2025からの応募もあり、前回を大幅に上回る43という応募があった。高いレベルの応募作品の中で最終の11作品に残った作品は、技術と意匠が融合し、建築の持つ意義を問いかけた優れた作品であったが、残念ながら僅差で最終選考に残らなかった気になる作品をいくつか挙げておく。「Sustainable GRID」 、「プロシードアリーナ彦根」「一般流通木材を用いた立体木トラスによる大空間屋根架構」、「生物を想起させるなめらかな曲面を有するレシプロカルパーゴラ」などである。これらはほぼすべて幾何学的基本構造がサステナブルな構造素材の合理的追求による美しい意匠となって大空間やファサードを作り出しているが、それらの手法だからこそ生まれる「感動や居心地という最終目的の様相」をもっと中心に据えて表現してほしいと思った。
今回最優秀となった「新札幌アクティブリンク」は、講評でも述べたが、都市の利用者の目的である「人々が豊かな刺激を得て活動する」という視点に立てば、本来単体としての建築がもっと有機的に繋がる構造を持つべきであると考えるが、このプロジェクトはそのような都市建築の目的を独創的構造による解決手法により建築と土木の垣根を越えて実現した大変優れた計画である。最後まで残った「EDION PEACE WING HIROSHIMA」は通常、スタジアムという目的を考えれば単純で合理的な計画となるが、ここでは周辺環境との調和から建築に対して幾つかの制約があり、特に近隣への日影規制が架構全体に影響を与えているが、そのことがここでしかない、座席配置の変化とコーナーが開けられたダイナミックな屋根構造の都市スケールの空間を生み出している。「御所町プロジェクト」は歴史を経てかろうじて町家が残る小さな町に拠点を置き、地元の職人と共に、失われる前の伝統的技術と、最新の技術をそれぞれの敷地ごとに試行錯誤により適材適所で融合し、現代の建築として再生している。今日の建築家の持つべき役割による継続的試みであり、小さいけれども失われてはならない職人的工夫と創意に満ちた技術の持つ意義を教えてくれる。「丸太炉庵」は都市と自然の「間」の里山の再生の意義ある継続的研究と実践に敬意とエールを送りたい。