1950年代に胎動していた構造デザインの諸相は1960年代において大きな成長と飛躍をみることになる。特に「国立代々木競技場(1964)」を頂点とする空間構造における建築家と構造家の協働は深まり、エンジニアの志も高まっていく。コンピューターが未だ構造計算の本格的Toolとして登場する以前の約10年間のプロジェクトの数々は、すでに失われたものも含め、その輝きは今も鮮烈である。大いなる熱量をこめた構造空間を解剖し、そこにこめられた「構想と建設の物語」を考えることは、現在にも、そして未来にもつながるメッセージを見出せるかもしれない。
<プログラム>
▷ 趣旨説明
▷ パネリストによるプレゼンテーション(仮題):各30分
1)「1960年代に結実した建築・構造の系譜」磯達雄
2)「20世紀を築いた構造家たち」小澤雄樹
3)「香川県立体育館をめぐって―岡本剛の理念と実践」田中正史
▷ 討論