アーキテクト/ビルダー(「建築の設計と生産」)研究会
コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斉藤公男
コンペ・プロポ関連資料
第38回AB研究会 技能労働力窮乏のなかで外国人労働者問題を考える
日時:2024年11月30日(土)14:00〜17:00
お申込み:
https://ws.formzu.net/fgen/S42040957/
YouTube:
https://youtu.be/Ov5UwQ7XO_0
司会 安藤正雄(千葉大学名誉教授)
「建築産業問題に国籍や国境はない!」 蟹澤 宏剛(芝浦工業大学 教授)
「外国人の技能者確保、育成 」 山本 博之(一般社団法人 建設技能人材機構(JAC)専務理事)
討論 コメンテーター: 神田順(東京大学名誉教授)
わかっていたはずである、こうなることは。日本の建築はもはや日本の技能者だけで建てることはできない。頼りにされてきたのは外国人労働者、しかし、彼らからみても、日本はすでに魅力的な出稼ぎ先ではない。
このまま何の手も打たなければ、この先、何が起こるかもわかっている。では、技能労働について、特に外国人労働者について、どのような手を打つべきなのか。また、建築の現場、ひいては設計はどう変わるべきなのか。
今回は二人の識者をお招きし、技能労働の現状とそれに至る過程、および予想される未来を確認する。同時に、外国人労働者に対する日本のまなざし、対応をトレースし、問題点を明らかにしていただく。そのうえで、これから日本に求められることは何かについて、お二人の考えをうかがう。
少子高齢化、高学歴社会における建設技能労働の持続可能性は先進国が共通にかかえる問題である。裏返せば、これまで途上国と位置付けられてきた国々が先進国とともに対処してきた問題でもある。お二人のプレゼンテーションと続く討論を通じて、広くグローバルな視界の中に、日本の課題が浮き彫りにされ、共有されることを期待したい。