A-Forum

アーキテクト/ビルダー(「建築の設計と生産」)研究会

コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斉藤公男  コンペ・プロポ関連資料

第32回AB研究会 RC工事における『施工BIM』の最先端

日時:2023年7月15日 14時~17時
趣旨説明・司会(安藤正雄)
1. 「鉄筋工事における生産情報の連携」曽根 巨充(芝浦工業大学 SIT総合研究所)
2. 「国内外の鉄筋の自動加工機利用」大越 潤(芝浦工業大学大学院 地域環境システム専攻)
3.討論

BIMをBIMたらしめているのは、オープンかつモジュラーなプラットフォーム上で可能となった設計チームの協働(Inter-operability)である。ならば『施工BIM』とは何か?
『施工BIM』は日本独特の概念であり、その成立には、これまた日本独特のサプライチェインの編成が関係している。すなわち、日本のゼネコンは、特にRC工事において、実質的に躯体の専門工事業を兼ねているという特殊な事情がある。こうした事情のなか、『施工BIM』はいかにクローズド・システムがたどるガラパゴス化の桎梏を免れることができるのか。
今回は、この課題に挑み2022年度建築学会賞(論文)を受賞された曽根巨充さんに、まず「鉄筋工事における生産情報連携」についてお話を伺う。次いで、BIMと密接に関係する鉄筋の自動加工について、大越潤さんから世界の情勢と日本の課題を聞く。
残された時間を、『施工BIM』の未来について討論することに充てたい。


https://youtu.be/5lJIN2GhnkE