A-Forum

アーキテクト/ビルダー(「建築の設計と生産」)研究会

コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斉藤公男  コンペ・プロポ関連資料

第30回AB研究会 これからを担う若手建築家の活動と実践06 「工藤浩平」


日時:2023年5月20日(土) 14:00-17:00
Youtube:https://youtu.be/LnsYK9bm_10

コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斉藤公男
プレゼンテーション:工藤浩平建築設計事務所 工藤浩平
コメンテーター:難波和彦(界工作舎)
司会:小笠原正豊(小笠原正豊 建築設計事務所/東京電機大学)

日本経済が停滞する中、若手建築家たちは従来「設計」と見なされてきた業務範囲を超え、自分たちの領域を拡張している。中でも工藤浩平建築設計事務所は「造り方」を積極的にマネジメントすることによって、限定された予算のもと社会に問いかける建築を試行している。
緊張感と抽象性の高い空間が印象に残る工藤らの作品が、実はシビアなコストコントロールのもと実現していることはあまり知られていない。建設会社を営む実家のリソースを活用しつつ、時には自身で分離発注を行うなど発注方法を工夫し、コストとスケジュールの厳格なコントロールのもとプロジェクトを実現させる。
工藤らが試みる「造り方」のマネジメントとは何か。設計と施工の境界を行き来することから生まれる可能性とは何か。2022年日本建築学会作品選集新人賞に輝いた作品「プラス薬局みさと店」を含む数々の実践の解説を踏まえながら、大いに議論を交換したい。