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AB研究会では、これまでは野丁場については、デザイン・ビルドをめぐって(第01回 デザインビルドとは?:新国立競技場問題の基層など)、また、発注方式の多様化をめぐって(第02回 第02回 入札契約方式の多様化と建築設計 建築の設計と生産:その歴史と現在の課題をめぐってなど)、さらに職人問題をめぐって(第18回 職人問題の現実と建設キャリアップシステムなど)で議論を重ねてきた。 今回は、建設産業の重層下請構造と呼ばれてきた構造そのものについて、今何が起こっているのか、どのように変わってきたのか、あるいは変わらないのか、特に、技能労働者に焦点を当てながら、議論したい。可能であれば、「寄せ場」の現在にも触れたい。