第58回AFフォーラム「元気なうちに伝えたいこと、そして構造物の最適化の最先端」

日時:2025年09月29日(月)18:00~
コーディネータ:和田 章
パネリスト:
「撓みに注目した最適化」和田 章(東工大名誉教授、A-Forum)
「最適化研究の最先端」大崎 純(京都大学教授)

お申込み(リンク先にて参加方法を選択してください。):https://ws.formzu.net/fgen/S72982294/
Youtube(和田発表のみ) :https://youtu.be/ePys2t1sP0o


今回は最適化をテーマに最先端のお話を京大の大崎純先生にお願いし、前座として和田が撓みに注目した最適化のお話をする。

1.撓みに注目した最適化
鉄骨構造の設計では、「1」にディテール、「2」に撓み、「3、4」がなくて「5」に応力と言われる。A-Forumのフレンドの皆様は鉄骨のディテールには自信があると思う。「5」の応力、要するに壊れないための設計はパソコンを使いながら間違いなく進めていると思う。鋼材は強度が高いことに比べてヤング係数が十分でないため、「2」の撓みへの気遣い、地震時や強風時の揺れへの配慮が必須である。構造解析の結果、各接点に生じる変位と各部材に生じる応力が出力されるが、接点の変位は各部材の変形の累積であり、構造物のある点の変位を減じようとしたとき、どの部材をどのように変更したら良いか分からない。これがわかる方法があり、知らないと損する。これは長年シカゴのSOMの秘伝だった。(和田)
参考資料:How to Reduce Drift of Buildings,(Akira Wada),Fourth U.S.-Japan Workshop on the Improvement of Building Structural Design Practices by Applied Technology Council,21.1-21.17,1990. 8

2.最適化研究の最先端
建築のさまざまな分野で,最適化は特別な手法ではなく簡便なツールとなりつつあり,現在の「最適化」は,コンピュータの利用が困難であった時代の最適化とは異なる位置づけを持つようになった。本発表では,構造最適化の基本的な考え方,建築構造での特殊性などを解説し,施工性を考慮した最適化,機械学習の利用,付加製造技術との連携などの新しい流れを紹介する。(大崎)