2022年3月5日10:00~12:00
コーディネーター:和田章
パネリスト:Billie Spencer(イリノイ大学)、岡部和正(森ビル)
会場:オンライン(Zoomのみ、定員290名)
お申込み:https://ws.formzu.net/dist/S49923565/
建築と構造の設計を行うとき、考えることが多い。災禍としての地震や強風、豪雨と豪雪などの理解と把握、建築物を支える地盤と基礎の考察、そして建築物、構造を設計する。内外装の安全性を考え、中に暮らす人々と生活のことまで考える。もちろん、部材断面の持つ合理性、施工性、美しさ、建築全体の合理性、美しさを考える。
地震と強風を受ける建築物とその中に暮らす人々を考えるとき、安全性の確保はもちろん、安心して暮らせる空間を構築することも重要である。これらは構造物の強さと、揺れの程度で決まる。空間構造の形態理論の発達と同時に、強度と変形を考慮した高層建築の形態理論も進んでいる。
ドバイに建設された高さ828mのブルジュ・ハリファの設計者SOMのWilliam Bakerは基礎的な力学が得意で、超高層建築の形態についても深く考察している。Bakerが工学博士を取得したイリノイ大学にこの分野の研究を進めているBillie Spencer教授がおられ、2021年末に同済大学を中心にWEBを利用した国際会議が開催されたとき、興味深い講演があった。講演直後に日本向けのWEB講演をお願いした。日本の設計にも興味があるとのことで、森ビルの構造設計部 課長 岡部和正様に、2023年の竣工時には日本一の高さになる「虎ノ門・麻布台プロジェクトの超高層」の講演をお願いした。
日本の3月5日(土)の午前10時(米国は前日夕方7時)からZOOMを使って開催します。多くの方の視聴を期待いたします。
10:00 to 11:00
Professor Billie Spencer, The University of Illinois
“Topology Optimization of Wind and Earthquake Excited Buildings”
11:00 to 11:30 discussion
11:30 to 11:50
Kazumasa Okabe, Senior Manager of Structural Engineering Unit, MORI BUILDING
“Toranomon-Azabudai Project - Main Tower (A district) –
Skyscraper that secure high seismic resistance by Response-Control Structure”
11:50 to 12:00 discussion