第13回
どうする?構造設計


コーディネーター: 金田勝徳(構造計画プラス・ワン)
パネリスト:古橋剛氏(日本大学)、金箱温春氏(金箱構造設計事務所)、福田孝晴氏(鹿島建設)  

日時:2016年6月23日(木) 17:00-19:00
場所:A-Forum お茶の水レモンⅡビル 5階
参加費:2000円 (懇親会、資料代)

 まだ終わらない熊本地震は、自然災害のはかり知れない手強さを改めて思い知らされるような地震である。兵庫県南部地震の際には都市災害の大きさが「未曽有」と言われ、東北地方太平洋沖地震では地震の規模と発生のメカニズムが「想定外」と言われた。そして熊本地震では地震発生の様相が「経験則から外れている」と言われている。 日本における地震学の先駆けとされている「地震予防調査会」の発足以来120年以上経った現在も、このように私たちは、地震の度に見られる新しい事象に驚かされ続けている。更に前回当A-Forumで話し合われた「長周期・長時間地震動」も、新たな課題として投げかけられている。構造設計者はこれら現代の科学技術の範囲を超えた課題と、それでも建築を設計し竣工させなければならい責務との狭間に立ちすくむ思いでいる。
そこで今回のForumでは、当面構造設計がどこまでの自然災害を想定すべきなのか、そして設計上の対応方法をどうすべきなのかについて論じあいたい。自然災害を正しく恐れ、正しい対処方法を知るために・・・。
(金田勝徳)

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