第11回
建築の設計と生産 - その歴史と現在の課題をめぐって


コーディネータ:
斎藤公男(日本大学名誉教授)
パネリスト:
藤村龍至(藤村龍至建築設計事務所、東洋大学専任講師)
安藤正雄(千葉大学名誉教授)
モデレーター: 布野修司(滋賀県立大学名誉教授)
日時:2016年2月9日  17:00-19:00
場所:A-Forum お茶の水レモンⅡビル 5階
参加費:2000円 (懇親会、資料代)


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 現在建築生産の現場は、長期的な市場の縮小傾向に震災復興とオリンピック需要が重なり、職人不足・資材高騰という非常に難しい状況にあります。その中で発注者、設計者、施工者の関係も、それぞれの立場で新しい形が模索されていますが多くの課題があるのが現状です。
 たとえば白紙撤回された新国立競技場においても、発注者、設計者、施工者それぞれが果たすべきだった役割・責任、設計者の選定方法などについて様々な議論が沸き起こっています。また、その他オリンピック関係施設においてもその発注方法のメリットに注目が集まる一方、問題点が指摘されています。
 建築生産の現場における発注者、設計者、施工者の関係という古くて新しい問題について、歴史的な経緯を振り返りながら、今まさに起きていることについて話題を広げたいと思います。 (斎藤公男)