第4回AND研フォーラム「ふたたびの構造デザイン、ITと建築デザイン〈ZoneⅢ:1990~2005〉」

日時:2026年6月13日(土)15:00~
コーディネータ:斎藤公男
「多様な大空間建築・構造」喜多村淳(技術者・太陽工業)
「建築家と構造家の協働」多田脩二(構造家・多田脩二構造設計事務所)
「コンピュテーショナルデザインの展開」山梨知彦(建築家・日建設計)

お申込み(リンク先にて会場参加orZoom参加を選択してください。):https://ws.formzu.net/dist/S876617155/
YouTube:https://youtu.be/qn__zucFumo


1960年頃から花開いた構造デザイン、あるいは建築家と構造家の協働の高まりは、大阪万博1970を境に急速に弱まり、「ポストモダン」の潮流にのみこまれていった。一方、コンピューター解析の発展は超高層建築の実現を促し、鉄骨システムトラスの普及は多くの大スパン構造に応用された。

1985年頃から構造技術の新しい動きや関心が生まれてくる。たとえばハイブリッド構造のひとつとして提案された張弦梁、パンタドーム構法、ケーブル補強式空気膜構造が出現する。そして藤沢市秋葉台文化体育館(1984)、幕張メッセ(1989)、竜神村民体育館(1987)などには大空間建築に対する建築家の関心の芽生えがみられよう。

「建築文化」(1990.11)の特集「建築の構造デザイン」は“ふたたびの構造デザイン”を予感させた。建築家・構造家・研究者たちの論考や対話は興味深く、素材・構法・工法、空間構造・超高層建築・ハイブリッド構造などへの期待がこめられている。IT技術も成熟しつつあり、コンピュテーショナルデザインも注目されていく。そこを起点にした1900~2005年頃の状況をとらえ解像してみる。(斎藤公男)